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医療法人 聖和錦秀会 阪本病院 院長
胡谷 和彦
- 当院は明治25年に創設された歴史ある精神科の病院です。伝統的に人の心を大切にする医療を続けてきました。従来からの精神障害の方の治療に加えて、高齢の方の認知症にも対応しています。病床数は312床で、通常の精神科病棟に加えて、急性の精神障害の方の治療に特化した急性期病棟、認知症の方を治療する認知症病棟があります。大阪市内から近く、近鉄長瀬駅から7分と交通の便も良いのも特徴です。
私は平成30年11月1日に阪本病院院長に就任しましたが、平成30年4月1日から阪本病院で勤務しています。それまで15年間はNTT西日本大阪病院で心療内科部長をしておりました。転勤してから一番驚いたのは、全ての職員が患者さんの心を大切にしているという点です。精神科の患者は、奇妙な訴えをすることも多いのですが、当院の職員は患者さんの訴えに真剣に対応していました。それを見て阪本病院は心の治療を大切にする病院なんだと感心しました。
科学的な視点と平静な心が、心の治療者には求められます。怒りや憎しみのような感情を持ってしまうと、どうしても視点が歪んでしまい、科学的な対応ができません。また特定の患者に対する愛情が強すぎると、依怙贔屓になってしまって、やはり歪んだ医療になります。自分自身の精神状態を平静に保って、患者に対して平等に愛情を持って、科学的に対応するのが理想です。職員全員がそこを目標に、精神医療をやっていきたいと思います。
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医療法人 聖和錦秀会 阪和いずみ病院 院長
湯 久浩(ゆ ひさひろ)
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阪和いずみ病院は大阪南部、和泉市にある444床(精神科 291床、アルコール63床、介護療養型90床)の病院です。病院近くには有名な桃の産地があるなど自然に恵まれ、病棟からも豊かな緑を目にすることができます。
当院では精神疾患のみならず内科的な身体合併症も併せて全人的な医療サービスの提供を行い、またアルコール依存症専門病棟を有し、特に女性の入院も受け入れているのが大きな特徴です。
平成30年初秋には、和泉市あゆみ野に678床の新病院建設・移転を計画しており、急性期治療を新たに開始、今後増えていく認知症患者さんへの対応や透析機能など内科的疾患の治療にも力を注いでいきます。
今後とも「やさしく生命をまもる」という法人理念のもと、皆様に信頼される病院を目指し、日々努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。