逆流性食道炎

 逆流性食道炎は近年生活スタイルの欧米化やヘリコバクタ・ピロリ菌感染率の低下などとともに増加してきた病気です。胸やけやげっぷ、みぞおちの痛み、飲み込んだときに引っかかる感じ、のどの違和感、咳や耳鳴りなど様々な症状を呈しますが、症状と内視鏡所見から診断を行います。胃から分泌される胃酸の食道への逆流が原因であるため、胃酸分泌を抑制する薬剤を用いますが、食事を腹八分目にする、食後すぐに寝ない、アルコールや刺激物・脂肪分の多いものを控える、など生活習慣の中にも気をつけなければならないことがあります。症状は強くても内視鏡的に食道炎の所見がはっきりしない場合もあり、そのような場合には胃酸の逆流だけでなく食道の過敏性が関係しているとの最近の報告もあり、ある種の漢方薬が効果的な場合もあります。
食道ヘルニアが逆流性食道炎の原因であると考えられる場合で、薬物療法に抵抗性の場合には外科的に手術を行うこともあります。 注意しなければならないのは、胃食道逆流症と食道癌の症状が似ていることです。上記のような症状があれば、一度内視鏡検査を受けられることをお勧めします。

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