医療法人錦秀会 阪和記念病院

6分間歩行検査 6-minute walk test(6MWT)

6分間歩行テスト6分間歩行テストとは、単純で簡便で最も多く用いられている機能評価テストです。
その内容は6分間できるだけ長い距離を歩いていただき、その距離を測定する運動負荷試験の一種になります。

目的

この検査の目的は、呼吸器疾患や循環器疾患における在宅酸素療法の有無を検討したり、慢性心不全患者における心機能評価など様々な医療介入の効果を判定することです。また、日常生活活動の重症度を測定するのに適しています。

病気との関係

6分間歩行テストは、慢性心不全、肺高血圧症や慢性閉塞性肺疾患などの肺疾患患者における心血管イベントを予測することが示されており、多くの報告があります。特に慢性心不全患者における心機能評価に有効で、歩行距離が短い群ほど生命予後が悪いと報告されています(図1)。

6分間歩行テスト
図1 慢性心不全患者における6分間歩行距離と生命予後の関係
(Lee Ingle et al. European Heart Journal 28, 560-568 2007)

実施内容

長く平坦な30mの直線コース(当院では病棟廊下を使用しています)をできるだけ速く歩いていただきます。そのため、検査当日は動きやすい服装、歩行に適した靴が必要です。また、試験実施2時間以内は強い運動を避けていただく必要があります。

測定項目

測定の実際

  1. 試験前に簡単な問診をさせていただきます。(体調や身長、体重など)
  2. 試験前のウォーミングアップは必要ありません。
  3. 試験前はスタートラインに椅子に座って安静にし、血圧、脈拍などをチェックします。
  4. スタートラインに立ち、掛け声でスタートします。ただし、検者は一緒に歩きません。
  5. 歩行中、検者は一分ごとに声をかけます。
  6. 6分経過すれば椅子に座り、歩行後の血圧や脈拍、息切れ具合を確認します。

その他

6分間出来るだけ長く距離を歩いていただきます。途中で息切れしたり、疲れたりするとペースを落としてもかまいません。必要なら立ち止まって休んでもらっても構いません。また、試験中に胸痛、ふらつき、呼吸困難の増悪があれば中止となります。