腰痛は様々な原因でおこります。多くの場合は腰の筋肉の使いすぎによるものですが、特に神経の圧迫や脊椎の炎症が原因になっていることがあります。神経の圧迫は、椎間板ヘルニアのように良性の疾患が原因の場合もあれば、癌のような悪性腫瘍が原因という場合もあります。腰痛だからと軽く考えずに、一度MRIなどの精密検査を受けることをお勧めいたします。
なかなか良くならない腰痛の原因のひとつに椎間板ヘルニアがあります。背骨のクッションの役割をしている椎間板が背骨の中心から飛び出して神経を圧迫し、腰痛や足の痛みなどの症状を起こすものです。痛みは最初に起こってから数ヶ月のうちに自然になくなることも多いので、初期には鎮痛剤や理学療法を中心とした治療を行います。しかし数ヶ月以上良くならない、又はいったん良くなっても再発する、といった場合には早い時期に治療を受けることをお勧めします。現在はPLDDのような日帰り手術や1週間程度の短期入院で行える手術もあり、過去と違い早期社会復帰が可能です。


1)足やお尻に痛みやしびれがある。

2)長い距離を歩けない、長時間立ったままや
  座ったままでいられない。

3)足の力が入りにくいことがある。

4)腰痛が何度も再発する。

5)尿や便が出にくい。

受診前に、まずは電話又はFAXで御相談ください。

TEL 06(6696)5591
FAX 06(6607)1993

脳神経外科

湯口 貴導      秋山 智洋    谷脇 浩一    森 信太郎まで

   



この手術は入院の必要がなく、日帰りで行います。レーザーで椎間板の中身(髄核)を焼き縮めて神経の圧迫を軽くするという椎間板ヘルニアの最先端の治療法です。腰に局所麻酔の注射をした後に細い針を椎間板まで刺して、レーザーで中身を焼きます。手術の傷跡は残りません。しかしレーザーで治りにくい症状もありますので、詳しくは担当医に相談してください。



 脳神経外科医が腰のヘルニアの手術をすることに違和感を感じられる方もおられるでしょうが、手術の目的が痛みの原因となっている神経の圧迫を取り除くことを考えれぱ納得されるのではないでしょうか。特に日常的に脳の手術に用いている顕微鏡を用いることにより、小さな皮膚の切開(1カ所であれば3cm程度)で行え、両側に症状がある場合でも片側から両側の神経の圧迫を 取ることができます。その結果、手術の際に切開する筋肉や靱帯の範囲が最小限ですみ、翌日から歩行、術後1週間程度で退院、仕事はデスクワークなら術後2週間程度、腰に負担のかかる仕事は術後1ヶ月程度で復帰できます。また、 椎間板ヘルニアの患者様であっても分厚くなった骨や靱帯が神経を圧迫している場合が多いのですが、顕微鏡を用いれぱ何が圧迫していても目で見て圧迫しているものを取り除くことができますので効果がより確実になります.この治療は健康保険がききます。
 また、腰椎にズレが生じる腰椎すべり症でも顕微鏡手術で神経の圧迫を取ることのみで症状が取れる場合もあり、金属で腰椎をズレないようにがっちり留めてしまう固定術が必要ない場合もあります。

  人工透析を行われている方は頚や腰の病気になりやすい傾向があります。当院 では上記のような手術を透析患者様にも行っております。透析を行われている方は全身性の合併症の危険性が高いために手術を行えば症状が改善できると思われる患者様でも様子を見られている方が多いです。上記手術では翌日から歩行できるので安静の期間が短く、全身の合併症も起こりにくいと考えています。
 過去の患者様で、入院期間は最短2週間、最長1ヶ月であり、大体は3週間くらいで退院の方が多いです。これらの大部分は数年以上も症状がある方であり、 筋肉のケアに期間が必要な方が多いため透析されていない患者様よりも入院期間が長いだけで、経過としては大部分が翌日より歩行ができます。

 

阪和病院の理念