■カルシウム

カルシウムは体内で最も多いミネラルで、体重の1〜2%を占めています。この内、約99パーセントは骨や歯などの硬い組織に存在しており、最も重要な構成成分です。歯はもちろん、歯を支えている骨、顎などが弱っても、歯に伴う病気になりやすくなります。日頃から気にかけて、カルシウムを多く含む食品(牛乳、乳製品、小魚、野菜、大豆製品など)を食べることが大切です。カルシウムの体内吸収率は他の成分の影響を受けやすいため、組合せには注意が必要です。

カルシウムについて

【影響する成分】
@吸収を阻害する成分
  シュウ酸   :ほうれん草などのアクの強い食品に多く含まれ
                  ていますが、茹でると減少します。
  フィチン酸 :豆、穀類に多く含まれていますが、過剰摂取を
                  避ければよいでしょう。
  過剰のリン:品質改良剤などの添加物に注意しましょう。
                  過剰の食物繊維:サプリメントによるとり過ぎに注意しましょう。

A吸収を促進する成分
  CCP      :牛乳に含まれるたんぱく質成分であるカゼインから
            生成された成分です。
  ビタミンD:青魚や卵黄、乳製品、きのこ類に多く含まれています。
  クエン酸 :柑橘類、酢、梅干などに多く含まれています。


■リン

リンは牛乳、乳製品、一尾魚、大豆、肉類に多く含まれ、体内でカルシウムに次いで多く存在するミネラルです。成人の体重の約1%を占めており、この内約85%はカルシウムやマグネシウムと結合し、丈夫な骨や歯の形成に重要な役割をしています。

※過剰症がありますので、過剰摂取に注意しましょう!
一日の摂取基準量は、成人男性で1050mg、成人女性で900mgですが、3500mg以上摂らないようにしましょう。


■マグネシウム

マグネシウムは成人の場合は体内に20〜25g含まれ、その60〜65%は骨に含まれており、カルシウムやリンと共に骨を構成する重要な成分です。
また、全ての組織内にも含まれており、ミネラルバランスをコントロールする上でも、重要な役割を果たしています。
食品では大豆、種実類、穀物、海産物に多く含まれています。


■ビタミン類

@ビタミンA
肉や野菜に含まれるビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保つ働きをするため、感染症を予防し、免疫力を高めます。

AビタミンB群
肉、魚、牛乳、卵などに含まれるビタミンB2は、細胞の再生やエネルギー代謝を促します。口内炎はビタミンB2欠乏症の一つです。
肉、魚、穀物、野菜、果物などに含まれているビタミンB6は、たんぱく質や脂質の代謝に関わり、皮膚や粘膜、歯、髪の健康維持に役立ちます。
BビタミンC
果物や野菜に含まれるビタミンCは、皮膚や腱、軟骨などの結合組織を構成するコラーゲンと言うたんぱく質の合成に必要なビタミンで、歯や歯肉、歯茎を丈夫にします。ビタミンCが不足すると疲労感が生じ、悪化すると毛細血管がもろくなり、歯茎や皮膚から出血するといった壊血病の症状が起こります。

CビタミンQ,コエンザイムQ(ユビキノン)
青魚に多く含まれており、ビタミンEに近い強い坑酸化力があります。細胞膜の酸化を防ぐため、歯肉を丈夫に保ち、歯周病の改善に役立ちます。
 
DビタミンK
納豆や緑黄色野菜、海藻に多く含まれ、ケガや内出血の時に止血する大切な役目をします。その他にも、カルシウムが骨に沈着する時に必要なオステカカルシウムというたんぱく質を活性化させる働きがあり、歯茎を支える丈夫な骨づくりのために重要な成分です。
 
EビタミンD
青魚や卵黄、乳製品、きのこ類に多く、カルシウムとリンの吸収を助ける働きをし、ビタミンKと同様に骨づくりには重要な成分です。

 

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