脳全体の細胞が徐々に死んでしまうために、脳が萎縮していく病気で、いつの間にか物忘れが始まり、急速に進行していきます。脳の司令部である大脳皮質が障害されるので、脳内のあらゆる情報伝達がうまくいかず、症状も重くなります。例えば、アルツハイマー型痴呆の人は転倒しやすいといわれていますが、これは運動機能だけでなく、空間を理解する能力が低下するため、障害物が避けられないのです。アルツハイマー型痴呆は女性に多く発症します。これには女性ホルモンの関係が考えられます。女性ホルモンは、脳や心臓の動脈硬化を防ぐ働きがあります。つまり、女性ホルモンの分泌がほとんどなくなる閉経後に発症しやすいのです。